イミズスタンパワー

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令和3年5月29日放送の「世界ふしぎ発見!」で、

射水市が紹介されていましたね。

https://www.tbs.co.jp/f-hakken/onair/210529.html

私の周りでも

「見たよ!」という人もあれば

「そんなんあったけ?」という人もありましたね。

射水市では20数年前よりパキスタンの方が住み始めたということは、

それとなく聞いていました。

番組で紹介されていたように、中古車ビジネスで、

今や50社以上のパキスタン人経営の会社が、

射水市内にあるのです。

先日ひょんなことから、

あるパキスタン人経営者の方とお話する機会がありまして。

私が感じているある「危機感」を

共有していることに気づいたのです。

その方曰く、自分は20数年前に日本に来て、

元手となる資金が無い中で、

ビジネスを作り上げてここまで来た。

ハングリー精神を持って、

ビジネスなら勝ち残っていけるという自信をつけることができた。

でも、自分の子供たちは、見た目はパキスタン風だけれども、

日本で生まれ育った日本人。

自分が母国で培った精神やスキルを持たず、

将来、この日本で生き残っていけるかとても不安、だそうです。

私が最近ここのブログでつぶやいているように

「自活力」というものが

同じ日本人ながら弱くなってきているように思うのと、

似たような感覚ですね、と話をしていました。

彼は、ビジネスを教える機会を、

息子さんと、息子さんと同じ大学に通う友人数名に対して

設けているそうです。

いわゆる「ビジネス個人指導」ということでしょうか。

こんなビジネスを始めてみたい、

最初は自分が興味があったり好きなことからはじめて、

少ない元手でビジネスを育てていくことをやってみさせて、

教えていくのです。インキュベーションセンターですね。

私の思いは、ビジネスに限らず、

急加速で変化し続けるこの世の中で、

確固たるものとして守り続けるものは何か、

変化に対してどう考え、対応していくか、

を身につけていくもの。

よい刺激を受ける機会でした。

土地探しなどのお手伝いも協力することになったので、

今後も良い関係を築いていきたいと思います。

それと同時に、外国人の方との共生の課題は未だにあります。

日本には変化を嫌う、保守の塊のような人やまちもある中、

不動産業者が担う役割・仕事はまだまだあります。

同じ志を持つ人が一人でも増えてくれることを願って、

私は私にできることを一つひとつ進めていきたいと思います。