不動産の動向(2022年12月)

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結局、今年の後半は月1回のブログ更新頻度に失速・・・。

立て直すことはできませんでした・・・。

これが現実であり、一人でやること、色々な面で、

限界を見せつけられた年となった気がします。

今年最後の不動産の動向チェックです。

 

1)事業用物件の取引増加

原因はいろいろあると思いますが、コロナやウクライナ情勢、

物価高騰の影響がじわじわと出ている証拠ですね。

後継者がいない。

資金不足。

事業の縮小。

ハードを持たない事業への転換。

比較的、マイナスの動機で、売りに出したり、賃貸に出したりし始めています。

店舗・事務所ビルの空室も出ているようです。

 

2)建売物件の増加

注文住宅のコストは2年前のおよそ3割増加だそうです。

坪60万円の家なら坪80万円。

坪40万円を切っていたローコスト住宅でも、坪50万円くらいまで上がっています。

それでも、建てざるを得ない状況の方は建てるそうです。

これが富山県民の精神。

私なら、この時期に建てませんけどね・・・。

その中、比較的割安感を得ることができるのが「建売」です。

特にこだわりがなければ、新築を安く手に入れることができます。

時流に合っているのか、建売物件が増えているような気がします。

 

3)将来的な建築の転換期

私が新築するかどうかを今の時期に考えるとしたら、一度立ち止まって動向を見ます。

というのも、あまりにここ数年、変化が大きいです。

先に述べた物価高騰が一番大きいのですが、

ローコストかつ高性能ということを、大手が本気で考えて動き出しています。

動向を見て、検討時間を長くするのも選択肢の一つになると思います。

タイニーハウス(小型の家)なら、3Dプリンターで手ごろに早く、家が手に入ります。

住まいや環境、働き方、家族形態などが毎年のように変化している中、

「結婚して子供出来たら自分の家を新築する」

ということしか考えられない時代は、とうに過ぎ去った過去のものになりつつあります。

そして、良くも悪くも、ここ富山県はその考えにしがみつき続けています。

繰り返し言いますが、決して悪いことではありません。

多様性のある建築企業が多く共存できるという強みもあるので、良い点もあるのです。

・・・こんな感じで、富山県内だけではなく、

世界の流れ、日本全国の建築業界の動きを見ながら、

自分のライフスタイルと照らし合わせて、これからの住まいを考える時期かと思います。

ちなみに、残念なことに、

テレビやネットニュースばかり見ていても、全く情報は得られません。

ハウスメーカー等のCMやネット広告を多く目にするだけですね。

年末年始に、少しでもゆとりができるこの時期、不動産の購入などを考えている方は、

より多くの情報に触れる機会にするのもよいかもしれませんね。

ただし、欲しい情報だけまとめて得られるサイトというのはなかなかないので、

時間がかかるかもしれません。

日々の情報収集の蓄積であったり、より詳しい人に聞くのが、近道なのでしょう。

 

それでは、良いお年を。