不動産の動向(2020年9月)

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1.相談件数は増えている

あくまで「相談」です。忙しいときに限って、電話が増えて困ります。

問い合わせフォームがあるので、メールでいいですよ^^;

商談につながる動きが少ない、とも言えますね。

 

2.電話営業がやたら多い

不動産限定ではないと思いますが、ネット関連の電話営業がやたら多くて、ストレスの溜まる月でした。

最近はテレワークだからでしょうか、携帯電話からかけてくるんですね。

「お客様からの問い合わせかもしれない」と思って出てみると、「ホームページ作りませんか」とか「コピー機変えませんか」といった営業・・・。

最低でも2日に1回はかかってきますね。

コロナで暇だから事務所に入る確率が高くて出てくれるだろう、と思っているのでしょうね。自己中の極みです。

コロナで売上げ落ちている所が多いはずなんだから、そんな営業やめて、相手のことを考えて、もっと別のことをやればいいのに・・・と思ってしまいます。

不動産屋の活動もまた然り。私も「無い頭」で別のことを考えています。

 

3.不動産投資家が増えている?

500万円以下の物件で、取得の動きがあります。

安く買って、少額で最小限修繕して、人に貸す。

大家業、不動産投資家を目指す人が増えているような気がします。

当社の物件一覧をご覧いただければ、500万円以下の物件がいくつかあるのがわかります。こういう物件が狙われているのです。

理由は、

A.コロナで先行き不安になった人が、安定した家賃収入を得たいという気持ちから始めている

B.本業の飲食店やインバウンド関係の業績が振るわないので、副業として大家業を始める

C.普段なら不動産投資で借入は難しいが、コロナを理由に運転資金を借りやすいため、低金利でギリギリいっぱい借りて現金を確保できた

こんなところでしょうか。

「今年から大家さんデビュー! ヒュー! やったぜ!!」という人は、潜在的に多そうな気がします。

もともと不動産価格も底打ちしていたような状況ですから、不動産を買うタイミングは悪くないと思います。これ以上不動産価格が下がっても、元々が低いので、昔のバブル期のように大打撃を受けるようなことは無さそうですし。元々人気があって価格が高めの地域には、手を出さないほうがよさげです。

ただ、個人的には、安易な気持ちで不動産業界に入ってほしくないのが、本音です。

『半沢直樹』を見ていると現実世界とのギャップに呆れるばかり。不動産業の多くの場面では、「正義」とか「誠実」という言葉が、日常に出て来ないのです。要は、金儲けや自分のことしか考えていない人だらけ。欲と欲のぶつかり合いの間を、仲介する役目なんです。不動産業が「やくざ」と言われてきた所以です。だから、まちづくりや社会貢献を志して不動産業界に入った私にとっては新規参入の大家さんたちは「抵抗勢力」に感じてしまいます。

私は業務を通じて「富山が誇る古民家や味のあるレトロな家」を発掘して、後世に残していきたいと考えています。それが、一部の志のない不動産投資家に、旨味のあるボロ物件扱いされて、DIYで中途半端にきれいそうな賃貸物件と化されてしまうのが、悔しくてたまらない。倍返しだっ!!笑

新規参入の不動産投資家のみなさんが、そのお仕事を通して、どのようにこのコロナ禍の世にプラスになる活動をなされるのか。ぜひとも「義」を立てて、共に富山の地で幸せを育んで行きたいと思います。