令和5年度第1回射水市空き家セミナー&相談会

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射水市主催の「令和5年度第1回射水市空き家セミナー&相談会」が、8月18日(土)の午後に行われました。
講師は、全国空き家アドバイザー協議会専務理事の井上幸一様。

井上さんには、毎年お越しいただいているような・・・。
全国の各地域を動かしているすごい方なので、来ていただくのは当たり前のことではないんですけど、それだけ「射水市」ががんばっている、期待されているということの表れなのだと思います。

 

空き家問題解決の糸口は、ズバリ、「地域の価値を上げること」。
「大企業が来た」
「もともと観光地として有名なものがある」
「人気があって地価が高い」
という場所なら、価値のある地域です。

 

高齢化、人口減少が進む中、空き家は確実に増えます。
その日のNHKニュースでも話題になっていましたが、
「その地域の魅力を再発見する」ことが大事、と言われていました。

「うちの地域に人を呼び込むような魅力はないよ」という人が大半かと思いますが、セミナーで例として出されていたのが、その地域では当然のように生育している「薬草」を観光客と一緒に採って、薬膳料理を振る舞う、これが大きな観光資源になる、というものでした。

サル真似して射水市でも薬膳料理を振る舞えばいいんだ!ということではありません。
射水市には、もっと観光につながる魅力が溢れているはずです。

 

どんな魅力があるかは別の機会に書くとして、
その魅力を求めて一度観光に来る
→もう一度、訪れたくなる
→年に何回か訪れたくなる
という流れを作り出せるかどうかが肝心、ということです。
観光をきっかけとして、その地域の「関係人口」を増やす、という試みです。

訪れる人が増えれば、お金も落ち、地域の賑わいが創られます。
賑わいと言っても、東京や京都のようにたくさんの人が歩き回っているのでなく、1日に50人ほどでも観光に訪れる人が増えれば大成功、とのことでした。

 

小さいながらも観光スポットとして定着すれば、そこに移り住んだり、商売をする人も増えるでしょう。
土地や建物の需要が増えますから、土地の価格は上がります。
ボロい空き家でも欲しい、という人も出て来ます。
弊社が力を入れている中古住宅の流通、空き家の活用も推進されます。

 

そのためには、実は個々であれこれ考えててもうまくいかないものです。
「ここにラーメン屋ができれば、きっと儲かるはず」
「空き家のままにするくらいならシェアハウスにすればいい」
そのこと自体は空き家や空き地が一つずつ無くなるので良いことなのかもしれません。
でも、地域の価値が必ずしも上がるわけではないでしょう。
市町村の方針や、町内地域の話し合いで、地域の価値が高まるような方向に動き出す必要があります。

 

余談ですが、弊社が空き家を引き継いだりする場合は、必ず何らかの「地域や近隣のニーズ」を拾い上げた上で検討します。
何も見つからない場合は、申し訳ないですが断念することがあります。
でも、他の不動産屋は転売できるかどうかだけで判断することが多いですから、弊社の活動は少しは公共性高く、地域の価値を上げることに貢献できているものなのかな、と自負しています。

 

最近請けた相談では、射水市の南部で活躍されている真生会富山病院さんの近くの空き家を何とかしたい、というものがありました。

最悪の場合は不動産屋が買い取ってリフォームして転売なのでしょうけれども、場所柄、売りにくいでしょうし、地域の価値は全く上がりそうにありません。

まずは病院関係者の方と気持ちをすり合わせて、社員寮など、有効に活用できるプランがないかどうかを模索しているところです。

 

深刻化している空き家の相談をより多く請ける身として、相談者のこと、地域のこと、射水市のこと、いろいろ考えて最適解を見つけられるよう、努めて参ります。